STAFF COLUMN 江本 泰久のコラム
不動産売却時のアスベストについて
築年数が古い鉄骨造等の建物には「アスベスト(石綿)」が使用されている可能性があります。アスベストは現在使用が禁止されいます。2006年以降に着工された建物には含まれていません。そのため、売却予定の建物が2006年以降に建築されていれば問題ありませんが、それよりも前に建築されていればアスベストが使用されているケースがあります。健康被害で問題となっているアスベスト。売却時には要注意です。 しかし、アスベストが残る建物でも売却することは可能です。 当然、アスベストが残っていることをきちんと伝え、買主に購入するかどうか判断してもらうことは必要です。 建物として売却するのではなく土地として解体更地渡しの売却の場合でも、調査義務は必要です。令和4年4月1日より建物解体時のアスベスト調査が義務付けられました。これにより、建物を解体し土地として売却する場合でもアスベストを調査し、万が一アスベストが残っていることが分かれば飛散しない対策をする必要があり、解体費が非常に高額となるため売主は要注意です。 不動産売却には色々なトラブルの可能性が潜んでいます。少しでも不安なことがあれば何でもご相談下さい。