昨年秋頃コロナが五類移行したタイミングから
それまで2年半もの間、全く動く気配の無かった静岡市中心街のテナント物件が瞬く間に埋まり短期間で以前の活気を取り戻しました。
我々にとっても待ち望んでいた光景なのですが
この上昇気配に乗って出店を望んでいる多くのお客様にとっては厳しい状況になってます。
そうなんです。今、ご提供ができる居抜物件がほぼ無くなってしまっているのです。
飲食店向きの路面店舗や空中階のバースナックなど幅広い業種に渡り、お客様はいらっしゃるのにご紹介が出来る物件が少なくもどかしい思いをしております。
中にはスケルトン（店舗の内装設備が無い）から自分達のイメージ通りのお店を作る事を望むお客様もいらっしゃいますが、大半は投資を抑えるために手を加えず営業が出来るお店が好まれます。
年間を通してたまたま解約される物件が重なる時期もありますが、待っているだけでは始まりません。そこで今年に入ってから視点を変え、
内装に費用がかかりそうなテナント物件を集め
ビルのオーナーの費用である程度までお店を作り上げてもらう交渉を始めております。
現に今年は数件の成約となり、オーナーにとっても数年間空く可能性の高い区画に多少の費用を出す事で収益性も上がり喜ばれております。
20年、30年前は居抜の物件も「従前のお店の価値」によって高額で設備譲渡が行われてい時もありました。時代も変わった今はオーナー側の費用によって価値あるテナントを作り出すといった考えも視野に入れ、お客様にご提供出来る物件が少しでも増える様に活動して行きたいと思ってます。